蓼科温泉は八ケ岳の麓にあり、開湯の歴史は古く平安時代に坂上田村麻呂が発見したたという説があります。蓼科にはそれぞれに泉質や効能が異なる5つの源泉が湧き、それらを総称して蓼科温泉と呼んでいます。戦国時代には、甲斐の武将武田信玄が信濃攻略に甲斐から川中島へ向かうため、八ケ岳山麓に棒道と呼ばれる軍用道を開削し幾度となく兵が行き交っていました。その道中、山深くにあるこの蓼科温泉に傷ついた兵士たちが入浴したところ、たちまち傷が治ったそうです。そして大切な兵を療養するこの場所は、軍事機密としてひた隠しにされていたとも伝えられています。
蓼科温泉の5つの源泉を紹介します。
新湯温泉
一級河川、滝の湯川沿いにある親湯温泉は、たくさんの兵の傷を癒したと言われています。単純温泉の弱酸性低張性低温泉は切り傷、美白効果や健康促進、疲労回復に効能があります。 山と渓谷に抱かれた温泉にゆったりと浸かれば、自然と一体となってマイナスイオンたっぷりの森林浴も同時に楽しめます。
泉質 単純温泉(弱酸性低張性低温泉)
効用:疲労回復、健康増進、美肌効果、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、 関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え症、病後回復期
滝の湯温泉
1200年前に開拓されたといわれており、泉質は単純温泉です。メタケイ酸と呼ばれる成分が含まれ柔らかく優しく肌に浸透しお肌がツルツルになります。メタケイ酸は天然の保湿成分で、肌の新陳代謝を促して肌のセラミドを整えてくれます。
泉質 単純温泉
効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進
蓼科三室源泉
蓼科三室源泉は、長野県で唯一の高温の酸性泉になります。殺菌力の強い成分を持ち、慢性皮膚病、アトピー性皮膚炎、消火器病、慢性婦人病、筋肉痛、関節痛などに効果があると言われています。
ナトリウム-塩化物、硫酸塩温泉(弱酸性低張性高温泉
効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進
蓼科高原温泉一号井
東急リゾートタウン蓼科の中に沸く炭酸水素イオンが含まれている温泉で、豊富な湯量が特徴的です。泉質は単純温泉(低張性弱アルカリ性低温泉)です。疲労回復や運動麻痺における筋肉のこわばりや胃腸機能の低下などに効果があるといわれています。
単純温泉 (低張性弱アルカリ性低温泉)
効能:筋肉、関節の慢性的な痛み又はこわばり、運動麻痺における筋肉のこわばり、冷え症、末梢循環障害、胃腸機能の低下、軽症高血圧、糖尿病、軽い高コレステロール血症、軽い喘息又は肺気腫、痔の痛み、睡眠障害、病後回復期、疲労回復、健康増進
芹ヶ沢温泉
美肌効果のあるアルカリ性単純温泉(アルカリ性低張性高温泉)で、刺激の少ない優しい温泉です。効能は神経や筋肉、関節などの痛み、関節のこわばり、慢性消化器病などに効くといわれています。日頃の疲れを癒してくれます。
アルカリ性単純温泉
効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、打ち身、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康精進
自然豊かな大地から湧き出る、泉質や効能の異なる蓼科温泉ぜひ信玄の隠し湯として愛される蓼科温泉へ足を伸ばしてみてください。
蓼科温泉のひとつ、芹ケ沢温泉の宅配はイージス観光までご連絡ください。